2005年9月22日木曜日

World Cyber Games2005日本予選リポート アップ



http://plusd.itmedia.co.jp/games/articles/0509/21/news041.html


昨日、一昨日とインタビューさせていただいた記事がアップされました。


参加者、という位置づけからエントリーしたEVOとは異なり、今回は、WCGのスタッフとしてイベントを見てきたので、また、いろいろと勉強になりました。


感想など、聞かせて頂ければ幸いです。





2005年9月9日金曜日

E-Sportsってなんなんだろう。その2



昨日のエントリ、多くの方に読んで頂けたみたいで。ありがとうございます。

コメントも、引き続き募集していますので、何か思うことがあれば、よろしくお願いします。

で。

FPSを古くからプレイされている方のブログで、とてもいい意見があったので、紹介させて頂く。

小心翼々:e-Sportsの本質

冷静なプレイヤーサイドからの視点なので、かなり勉強になる。




さて。

なんで松井が「e-sports」という言葉を使わないで「プロゲーマー」といっているのか、というと(ITメディアの記事や、RBBのインタビュー参照)、少し乱暴な言い方をしてしまうけれども「(日本の)現在のe-sportsには金の匂いがしない」から、だ。

「e-sports」に対して金の事を語るとは何事か!といわれるかもしれないし、そういった声も実際にいただいた。

自分の勝手なイメージではあるが「プロ」であることは、そのジャンルでお金を稼げること、と思っている。(もちろん、プロボクサーであったり、プロゴルファーはそれだけで生活できない人が多いし、ほとんどの選手が生活できているサッカーや野球がちょっと特殊な環境であることも認識している)

そういう意味での「プロ」であって、「e-sports」に参加する「e-sports選手」とは、また違ったニュアンスになる。

結果としてお金がついてくる「e-sports選手」とまずは生活基盤であるお金を得る「(松井の考える)プロゲーマー」の違い、だろうか。(e-sportsについての認識が間違っていたらお知らせください、ずれた認識になっちゃってるかもしれません)

鉄拳2~3まではプレイヤーとして、TAG以降はイベント運営者として、自分なりにアーケードにおける「プレイすることでお金を稼げること」、さらには「ゲームプレイによって得られるものお金を稼いだ上で、さらにゲームをプレイすること」を考えてきた。

松井の企画記事でインタビューさせていただいた「ハメコ。」氏の言葉をここで紹介する。


今回行った、ハメコ。氏へのインタビューの席で印象的だったのが、筆者の「格闘ゲームで強くなるためには何が必要だと考えますか?」という問いに対しての回答。


 氏は「環境が一番大事だと思います。それは、一緒にプレイする人たち、プレイする時間、それからお金も含めて」と答えた。そして「あきらめないで練習しよう、とかそういった精神論的なものは、当然持っているべきものであって、その上で環境を作り出すことですね。センスだけじゃ勝つのは難しいでしょう」と続く。

ITメディア記事より引用

こういったプレイヤーたちの環境を整えるためには何が必要なのか?と考えたときに自分で出した答えが「お金」、そして「現実社会で生きていくためのスキル」だ。

確かに、賞金付きの大会が今後も継続され、ゲーマーたちがそれだけで喰って行けるようになるのが理想ではある。

しかし、万が一、WCG(ワールドサイバーゲームズ)やCPLのような「賞金付きゲーム大会」が開催されなくなり、「ゲーマーが賞金を獲得できなくなる」、あるいは「企業がスポンサードをする価値を見いだせなくなってくる」時代が来てしまったら、「世界大会に勝つために必死にゲームをしてきた」の人間はどうなってしまうのか。

そして、年齢の問題もある。FPSや対戦格闘ゲームプレイヤーの年齢的なピークは、松井の眼から見て十代の中頃から、せいぜいがところ三十代前に訪れるはずだ。

三十代になったときに、「ゲーマーであることでメシを喰える」環境をなんらかの形で早急に作っていかなければ、e-sportsであったり、プロゲーマーのビジネスは成功しないのではないだろうか。

無論、世界中全てのゲーマーを養っていくことはできない。ただ、トップクラスのプレイヤーが少なくとも「社会的にいい位置(抽象的な言い方だが…)」にいてほしい、と松井は思う。

そういう骨組みをしっかりと作っていくのがこれからの仕事になるんだろうか。




※「それ、違うんじゃない?」というポイントがあったら、ぜひお知らせください。




E-Sportsってなんなんだろう。



FPSコミュニティサイト「negitaku.org」さんのところで、こんな記事があったので紹介。

MMOでe-Sports『ローズバトルGP』

※お手数ですが、リンク先のコメント文まで読んで頂けるとありがたいっす。

要は、とあるMMORPGの日本サプライヤーがゲーム内イベントを「e-sports」と称してプレスリリースを打ったところ、「それってほんとにe-sports?」という声があがったのだけれども……。







最近、その手のことを考えることが多いので、自分なりになんとなくまとめてみた。

野球ってスポーツ?っていわれればそうだし、サッカーだって、バスケットボールだってそう。

んじゃ、そもそも、e-sportsってなんなんだろう、って思っていろいろなWebサイトを見てみても、どこにも定義がのってない。







バイクや車を使って行われるスポーツをモータースポーツ、冬に行われるスポーツ全般をウインタースポーツと呼ぶように、我々はコンピューターゲームを使ったスポーツのことをe-スポーツと呼んでいます。

CPL2004サイトより引用


正直なところ、これじゃぁ広義過ぎておいらにはわからない。

WCGで採用されているような「HALO2」がe-sportsなのか、「デッドオアアライブ」がそうなのか、ってところもイマイチ疑問だし。

二つともプレイしてるけど、「e-sports」をやってるっていうよりも、やっぱり「ゲーム」をやってるとしか思えない。

初めてe-sportsって言う言葉を聞いた時は「ああ、(この言葉は)うまく考えたな」と思ったんだけれど、その言葉が出てきてから5年近くが経っても、まだ具現化できてない。

気になるところといえば、プレイヤーだったり、大会運営側主導でその言葉を進めていること、つまりメーカーが「e-sports」の市場をほとんど注視していないこと。

結局のところ、まだまだマイナーすぎて、e-sportsプレイヤーよりも、ゲームプレイヤーに向けて商売をしていればいい、ってことになってるんじゃないかなぁ(ビジネスとして成立させなければならない以上、当然のことだけど)。

あんまりにも少ないパイのところで取り合いしていても、結局は黙殺されるだけだし、「e-sports?きいたことねぇなぁ」っていう人が大半だと思う。

その人達の意識をどう変えていくか、がe-sports啓蒙者のオシゴトになるのかな。

バタくさいけど「プロゲーマー」って言葉、おいらは好き。




2005年9月6日火曜日

Dead or Alive日本予選16名



こちらで掲載されてます。

参加者さんのブログをのぞいてみると、予選通過キャラクターのリストが。

ハヤブサ:3

レイファン:3

あやね:3

ゲン・フー:2

バイマン・レオン・ジャンリー・エレナ・かすみ:1

16人の参加者に対して、10キャラクターと、結構ばらけてるイメージ。

鉄拳プレイヤーはあんまりDOAのキャラクターを知らないと思うので、補足しておくと(間違ってたら超ゴメン)…

ハヤブサ:中間距離からの飛び込み、浮かせ性能がいい

レイファン:上中段さばきからの連携、投げコンボ

あやね:発生が早いパンチ、投げからのコンボも強烈

ゲン・フー:ディレイをかけた連携からのコンボ、選択攻撃

バイマン:連携を止めてからの投げ、ダウン投げ

レオン:連携を止めてからの投げ、ダウン投げ(ほとんどバイマンとコンパチ)

ジャンリー:キャッチ投げ(っぽいの)からの連携、連携からの選択攻撃

エレナ:鳳凰の構え(っぽいの)からの連携、手数の多い選択攻撃

かすみ:上中段さばき、発生の早いパンチ連携からの空中コンボ

ってな感じ。DOAのゲームシステム(三すくみ+α)のせいか、プロレス系の投げキャラクターがいないのが個人的にしょんぼり。上がってきたキャラクター、プレイヤーを見ると、順当な結果、といえるかと。

大会は東京ゲームショウの一般日初日にベスト4まで、二日目に決勝までが開催されます。




2005年9月3日土曜日

FPSの面白い連載とFPSの魅力。



第三地震新聞さんで興味深い記事が連載されている。


http://quakenews.org/rayl1.php



独自のセッティングが可能なPCのFPSの意味をわかりやすく紹介してくれている。


ネットワークゲームをプレイしたことがなくとも、一応見ておくといいかも。


さて。


まもなくリリースされるシリーズ最新作「Quake4」は数多くの賞金トーナメントが行われる、といわれている。少なくとも、来年の夏(多分Evolutionと同時期になると思われる)に開催されるQuakeの祭典QuakeConでは確実にトーナメントがあるだろうし、それを目指して動き始めている日本人も複数いるという。


まだ、「面白いのかどうか」はわからないが、開発中から注目を集めているタイトルなので、世界的なムーブメントを引き起こす可能性は非常に高い。


FPSをまだやったことがないという人。3D酔いがなさそうだったら一度FPSの世界に入ってみるのも、いいかもしれない。





2005年9月1日木曜日

イベント遍歴:ちえらぼ (2005.3.26~27)



昨日の日記に書いたWCGのこともそうだけど、この「ちえらぼ」も不思議なご縁でお声がかかったイベント。

NTTの研究所に勤めるエンジニアさんたちが自分の研究成果を展示する、というコンセプトもではあるのだが、会場が秋葉原のインターネットカフェ「Necca」、おまけにイベントキャラクターが「ちえちゃん」という眼鏡ッ子で、正直なところ、イベントのページを見たときはドン引きした。松井の仕事は、研究成果を出展されているエンジニアさんと1対1のトークセッションをやること。

で、なんでNTTのイベントに松井が出られたのか、というと。

去年までコーナーパーソナリティをやっていたCS「キッズステーション」のアニメ総合情報番組「アニメぱらだいす!」で、インタビューに行った方が、ちえらぼの運営チームに入られていて、「ゲームなどのカルチャーに詳しい、しゃべれる人はいないか?」という話がきっかけ。

せっかくのご縁なのでお引き受けさせていただいたのだが、これがまた、難しくて…。

出展された内容を羅列してみると…

○「手作りネット家電」

-通称ヲタク系エンジニアによる”わが家の家電”DIY工房

○「んとと君」

-気持ちが通うエージェント。CyberCorster+ST(AGI社)でタッチング。

○顔画像合成」

-Flashでいろんな表情を3D合成します。

○「3Dマウス」

-新たな『次元』へ。そのレスポンス感覚をあなたも実体験!?

ここら辺までなら、Web屋なので何とか理解できるし、将来の流れもある程度想像できるので、お話もできそうだった。




○「ショッピングサポーター」



  • ユビキタスエージェント技術が“情報サービス”を構造改革する

○「新たなプログラミングの世界」

-Webブラウザによるステップ実行が可能なスクリプト言語をプレビュー!

ここまで来ると、もうアレ。頭から煙が吹き出てきた。

イベントぎりぎりまで調べごとして、理解できないこととできたことを頭の中にまとめながらのトークセッションだったのだけれど、運良くボロを出さずにできたかな、ってところで。

でも「研究者」さんとお話する、ってすごい体験。

頭の回転速度も全然違うし、モノを見る視点も面白い。

このイベントがご縁で、さらにいろいろな事が進んでいったり、新しい出会いがあったり。

今度はもっともっと勉強してからやりたい、と思ったイベントになった。

さらに、最後に柳田理科雄さんともトークセッションさせてもらえて大満足。

ちえらぼブログによると、次回の開催も決まったみたいなので、遊びに行ってみようっと。




合縁奇縁というけれど(WCG日本予選)



久方ぶりのMCお仕事のお話が来た。


といっても、大会を運営するわけではなく、今回はMCのみ。





内容は9月17日-18日(カウンターストライクは16-18日)、東京ゲームショウで開催される「World Cyber Games」デッドオアアライブアルティメット(DOAU)日本予選。


とある方からのご紹介で、「格闘ゲーム(DOAU)の実況できますか?」というお話があったので、一も二もなく引き受けさせて頂いた。


DOAUは、発売直後からXboxLiveでガスガスやってた(現在上から二番目のSランク)ので、システムやステージの違い、ねらい所、各キャラクターの連携などはばっちり把握してるのだけれど、技名は正直なところ今から覚えるのは無理だと思ってるので、鉄拳とはちょっと違ったMCになる予定(ちなみに、鉄拳3の技名はエディの技とシャオユウの技以外は全部覚えてたっていうか、中国語とポルトガル語は無理、しかも、技名とモーションを完全に覚えるのに1年以上かかった)。


ゲームセンターでの大会は閉鎖された空間なので「鉄拳を知ってる人」向けに「鉄拳の技名」を追っかけていって、それ+αの部分でOKなのだけれども、今回は「DOAは見たことあるけどやったことない」という人たちがギャラリーに多いと思われるので「DOAとは?」みたいなところもあわせていければいいなぁ、と。


同時に開催されるカウンターストライクの大会は実況を同タイトルの日本大会で常に実況として活躍している「Nao-K」さんが担当。個人的に「FPSの実況」にかなり興味があって、すごい楽しみ。


大会スケジュールはこんな感じなので興味のある人はぜひ。


で、「当日行けない!」という人のために、ストリーミング放送も予定されているということなので、そちらで見てみるのもいいかも。


この前の「格闘新世紀(セガ主催のバーチャファイター大会)」をツレとストリーミングで見ながらチャットしてたんだけど、アレはアレで新しいゲームの楽しみ方、って感じだったので一度おためしあれ。