2008年10月31日金曜日

モダンタイムス



伊坂幸太郎の新刊、「モダンタイムス」が出ていたので購入。


どうやら2種類出ているらしく、連載時の挿絵が入っている特別版(2835円)と、ハードカバーの通常版(1785円)があるらしい。


書店で見かけたのが特別版だけだったので「高いなぁ」と思いつつも購入。





ファンの中でも評価の分かれる「魔王」の続編だと途中で気がついてから一気に読み終えた。


良質な文章を堪能できると、何だかうれしい。





まもなくドイツに渡航するのだけれど、何を持って行こうかな……。


ハンブルク国際空港に行くのならば、やっぱりアレしかないのだけれども、残念ながら今回はウィーン経由になるらしい。





2008年10月30日木曜日

メディアとメーカーと



(このエントリ、いつもに比べてさらにまとまりきってないので、そのうちなんとかします)


ゲーム業界ではない企業CEOへのインタビューで「自社製品を知悉する人の存在」についてふれることがあった。


その企業の製品はやや特殊な指向を持っているため、いわゆるマスに売るものではない。


とはいえど、その製品の魅力や特性を理解したメディアがなければ、人々にその魅力はなかなか届かない。


ただ、そのメディアはあまりにもコアな方向に特化しすぎていて、なかなか一般の人々に手にとってもらえない。


そこが悩みどころだ、というお話。





前時代的な発想かもしれないけれど、(少なくとも、インタビュー先の企業の場合は)エバンジェリストというか、ミショナリーというか、そういった人々をしっかりと今後育てる……この表現が的確かどうかはわからないが、その製品やジャンルのオーソリティを業界全体で「結果として」徐々に生み出していかなければ、市場への訴えかけは厳しいのかもしれないですね、という話の流れになった。


(※結果として、というのは「育てることを目的としてコストをかける」のではなく、「コストをかけた結果として、オーソリティが育った」ということ。無論、コストとはお金だけの話ではないのだが)





無論、そういった人間が存在せずとも、十二分にモノが売れ、そのユーザーが伝道者となり、またモノが売れるというケースも多分にあるし、そういった製品は非常にシアワセだと思う。


ただ、そうでないケースに対してどういったアプローチを取っていくのか、その提案のスケールが大きければ大きいほど難しいのかな、と。











うーん、まとまらないなぁ。


じゃあ、そもそもメディアの存在意義ってなんなのさ、とか。


エバンジェリスト、ミショナリーのチョイスはどうあるべきなのさ、とか。


費用対効果はどうなのよ、とか。


ちょっと広げすぎた話になっちゃったかなあ……。





2008年10月29日水曜日

ゲームコミュニティの場所



ここ数年、というほど長い期間でもないか……ここ2年足らずの間で、ゲームごとのコミュニティが随分見えにくくなったな、という印象を受ける。


2005年頃はアーケード、コンシューマー、PCでの棲み分けというか、緩やかなカテゴライズがあったような気がしていたのだけれども(逆に言うと、ここに告知すればある程度は集まる、という感じ)、このところ「コミュニティに届くインフォメーション」というか、そもそも「コミュニティを探す」のが非常に難しくなってきた感があるような気が。


(もしかしたら、そんなことは全然なくて、こっちの探し方が下手なだけかもしれないけれど)


自分がそのコミュニティに属していれば、あるいはコミュニティを運営していればそれなりに勘所もわかるのだろうけれど、そうでないタイトルになると、途端に難しくなる。


SNSが普及するようになって、ユーザーコミュニティの分散がさらに進んでいるのもその理由の一つなのかも。


特に、モバゲータウンを代表とする携帯コミュニティーになってくると、情報がどこまで伝わっているのかをチェックすることすら難しくなっているし。





どこに何をどうすれば効果的なのか、をもう少し掘り下げて考える必要があるのかも。





2008年10月28日火曜日

第3回ボードゲームサークル交流会@品川



今週末の土曜日に品川で「ボードゲーム」の交流会が行われるそうです。

http://www.igda.jp/modules/eguide/event.php?eid=57

※受付は閉め切られています。情報が遅くてすいません。次回の開催情報はもっと早く見つけます。


(ボードゲームは年間500個ぐらいドイツを中心に製作されます。

 そして、毎年ゲーム大賞が決められます。

 ノミネートされただけでも名誉なことで、

大賞やノミネートされたものは赤いマークがつけられています。

 しかしその中の数個でも2,3年生き延びればよい方です。

 日本に入って来るのは、その中の僅かなものに過ぎませんが、

 それでも、全部追いきるのはたいへんです。)

■y_miyakeのゲームAI千夜一夜 より

http://www.igda.jp/modules/xeblog/?action_xeblog_details=1&blog_id=899


年間500個。

ちょっと前にテレビでボードゲーム企画コンテストの風景を見たけれど、デジタルゲームよりもさらに「企画一発」感があって興味深かった。

WCG本戦のときに足を伸ばしてボードゲームも見てみようかな……。




2008年10月27日月曜日

WCG2008 日本予選終了しました



試合結果はこちらに。


http://www.negitaku.org/news/9780/





今回のイベントは、いろいろな方のご助力がなければ運営ができませんでした。


本当にありがとうございます。





今年一年のWCGやe-sportsの流れについて、ある程度まとめてどこかに出したいな、と思っています。


また、e-sportsセミナーについての内容はもう少し落ち着いてからどこかにアップする予定です。


2~3ヶ月に一度でいいんですが、定期的にこういったセミナーを行える場所がどこかにあればいいんですが。





まずはドイツ本戦の渡航準備をはじめなければ……。





2008年10月25日土曜日

DC EXPO e-sportsセミナー終了しました。



メディアの方にもお越しいただいていましたので、おいおい記事があがるかと思います。


予想を遙かに超える人数の方に参加していただき、ありがとうございました。


また、セミナーの機会を設けていただきましたDCAjさん、ありがとうございます。


明日はサドンアタックの試合、明後日はバーチャとAOEIIIです。


お近くにお住まいの方はぜひ。


ストリーミング配信も予定されています。





バーチャの解説は、ブンブン丸さんに登場していただきます。


(実況は僕がやるので、ある意味非常にレアなタッグになりそうです)








■日々是遊戯:仰天の最新デジタル技術が集う「DIGITAL CONTENT EXPO 2008」が開幕


http://plusd.itmedia.co.jp/games/articles/0810/24/news053.html





2008年10月23日木曜日

WCG2008 in DCEXPO e-sports Festival



設営もなんとか一段落。





金曜日の午後1時からは、松井のセミナーがあります。


■e-sportsセミナー


http://www.dcexpo.jp/e-sports/seminar.html





そのほかにも、お隣の科学未来館ではおもしろイベント盛りだくさんなので、そちらもどうぞ。


■TENORI-ON


http://www.dcexpo.jp/contex/seminar.html


■国際3D Fairシンポジウム


http://www.dcexpo.jp/3d-fair/symposium.html


■ソウルキャリバーとかリッジレーサーとかが3Dに!


http://www.dcexpo.jp/3d-fair/exhibition.html





ゲームに転用すると面白そうな技術がいろいろとありそうです。





2008年10月21日火曜日

WCG2008日本予選、最初のトーナメント終了



■ゲームオン、同社の人気タイトルが一堂に会する「ゲームオンフェスタ2008」を開催


http://plusd.itmedia.co.jp/games/articles/0810/20/news068.html


■ゲームオンフェスタ2008、GNGWC&WCG日本大会決勝戦レポート


http://www.watch.impress.co.jp/game/docs/20081020/gngwcg.htm


■WCG日本サイト


http://www.worldcybergames.jp/2008/news/detail.html?nid=33


印象的だったのが、過去のありとあらゆるWCGに比べて、観客の層が広かったこと。


これは種目が幅広い人々が遊んでいるMMORPGで、その運営企業が行ったイベントの中で開催したものだから当たり前ともいえるんだろうけれども、老若男女が試合を見て、その一挙一動を理解している風景って素敵だなぁ、と。


試合に出ずとも、見て楽しむ。その楽しさをホールドしたまま、家で遊ぶ、みたいな流れがあると幅が広がってくるのかな。


この辺は、残るAOE III部門とVF5LA部門を見てからまとめてみます。


まずは、運営の皆さん、選手の皆さん、お疲れ様でした!





2008年10月19日日曜日

『World Cyber Games 2008』日本予選『ネットゲッチャ』で生中継



http://www.negitaku.org/news/9746/


です。


会場でのライブ感もなかなかいいものなので、足を運べる方はぜひ。











久しぶりに池袋を歩いたのだけれど、かなり町並みが変わっててびっくり。


人の数もあの辺で遊んでいた頃に比べるとずいぶん増えたような気がするなぁ……。





2008年10月18日土曜日

ゲームオンフェスタ2008



http://www.gameonfesta.jp/


明日、池袋サンシャインで開催のゲームオンフェスタ2008にいます。





http://www.gameonfesta.jp/event/index.html


BRZRKさんがステージイベントに登場されるみたいですね。





2008年10月16日木曜日

東京ゲームショウ2008:スティルウォーター抗争再び――「セインツ・ロウ2」開発者インタビュー



■東京ゲームショウ2008:スティルウォーター抗争再び――「セインツ・ロウ2」開発者インタビュー


http://plusd.itmedia.co.jp/games/articles/0810/15/news072.html


ITメディアさんでインタビュー記事を載せていただきました。





前作はギャング団を作ってモリモリオンラインで遊んでいたので、今回もどんな風に遊べるのかいまから楽しみ。





2008年10月15日水曜日

WCG2008 Virtua Fighter5 Live Arena部門組み合わせ発表



■Virtua Fighter5 Live Arena 部門トーナメント組み合わせ発表


http://www.worldcybergames.jp/2008/news/detail.html?nid=30





negitakuさんの記事はこちら。


■ WCG2008日本予選 Virtua Fighter 5 Live Arena部門 対戦組み合わせ発表


http://www.negitaku.org/news/9730/


選手の戦績が尋常じゃない。


バーチャファイターシリーズは定期的に全国大会が開催されていて素敵だなぁ。





2008年10月13日月曜日

TGS終了。



■東京ゲームショウ2008閉幕――昨年を上回る19万4288人の入場者数を記録


http://plusd.itmedia.co.jp/games/articles/0810/12/news015.html


4日間にわたって開催された東京ゲームショウが無事終了。


会場の中や外に作られる行列を見るたびに「ゲームすげーなぁ」、「今年は20万人こえるのかな」と思っていたけれど、なかなかその壁は厚いようで(いくつかの記事を書かせてもらいました)。





そういえば、10年前のゲームショウもなんだかんだと言いながら会場をうろうろしていたな……と思ってその頃の記事を探してみたんだけど、ほとんどのインターネットメディアってまだ創刊していなかったことに気がついてびっくり。


老舗のインプレスのGameWatchが2000年12月、ITmedia +D Gamesに至っては出世魚のごとく名前が変わりすぎてて把握できず(Games自体は05年の1月から)、ファミ通.comは01年の7月、電撃オンラインは03年の6月。





で、やっとこ見つけたのがこの記事。


■【速報】東京ゲームショウ'98秋が開幕---新型ゲーム機をいち早く体験


http://www.nikkeibp.co.jp/archives/042/42749.html


当たり前といえば当たり前だけど、展示モニターがブラウン管だ……。





2008年10月9日木曜日

CESA常任理事・辻本春弘氏に聞く「コンテンツ分野から見た東京ゲームショウの未来」



ITメディアさんで記事掲載していただきました。


■CESA常任理事・辻本春弘氏に聞く「コンテンツ分野から見た東京ゲームショウの未来」


http://plusd.itmedia.co.jp/games/articles/0810/08/news065.html


ちなみに、今月末に開催されるWorldCyberGamesが含まれているDC EXPOも、CoFestaのひとつ。


■デジタルコンテンツエキスポ


http://www.dcexpo.jp/





金曜日はセミナーもやりますので、お時間のあるかたはぜひ。


■e-sports セミナー「日本におけるe-sportsの将来と展望」


http://www.dcexpo.jp/e-sports/seminar.html





2008年10月8日水曜日

遅ればせながら、前回のゲーマーズラウンジのお話



f:id:Y_Matsui:20081007190716j:image


前回のゲーマーズラウンジは、2ヶ月ぶりの開催、しかもITメディアさんに記事が掲載されてから初開催ということで、今までのラウンジと雰囲気が変わるかな? と心配でもあり、楽しみでもあった。


いざ、ふたを開けてみたら、いつもよりも「ラウンジらしい」(一度きていただければわかると思うけれど、悪い表現をすれば「だらだら」、良い表現では「ゆったりと」)空間が生まれていたなぁ、と。


持ってきたファミコンで遊んでいる人もいるし、プロジェクターにPCエンジンをつないでいる人もいるし、ストリートファイターアニバーサリーでもりもり遊んでいる人もいるし、DSのマジックアカデミーで盛り上がる人もいる。


相変わらずゲーマーズラウンジは来場者が「お客様」でありながら「参加者」でもある、不思議な空間になっている。





メーカー主催のイベントになると、どうしても「企業」と「お客様」の関係からなかなか抜け出せなくて、「お客様」はおもてなしを受けておしまいで、なかなか「参加者」になれない。


もちろん、メーカーイベントはその開催目的からして違うので、同列に語ること自体がおかしいのだけれども。





「こういうゲームイベントもいいんじゃない?」で始めたゲーマーズラウンジが、なんだかんだで27回も続けられたのは、まず会場を提供してくださっている東京フードシアター5+1のご助力、とんでもない量のオーダーを裁いてくれるシェフの皆さん、そしてもちろん遊びに来てくれるお客さんのおかげ。


本当にいつもありがとうございます。





追記。


前回のレポートを三宅さんのブログに掲載していただきました。


■y_miyakeのゲームAI千夜一夜


http://www.igda.jp/modules/xeblog/?action_xeblog_details=1&blog_id=975





2008年10月1日水曜日

ゲームとアカデミーの素敵なカンケイ、連載開始です



http://plusd.itmedia.co.jp/games/articles/0810/01/news016.html





ITメディアさんで、新連載をスタートさせてもらいました。



「学術」と「ゲーム」という一見対極にありそうに思われるこの2つ、組み合わさると(失礼な言い方かもしれないが)実は面白い。今回からスタートする「ゲームとアカデミーの素敵なカンケイ」では、ゲームを研究するさまざまな方にお話をうかがっていく。これから大学に進もうと考えている人はもちろん、学生時代が遠い昔に過ぎ去ってしまった人も、改めて「学問とは何か」、ゲームを通して見つめてみるのも良いのではないだろうか?



今年の頭に発行された、「シリアスゲームの現状調査報告書」をきっかけに「ゲームの学術研究の魅力をどうやったら面白く伝えられるんだろう?」と考えていたネタ。


次回も「へー、そんなことやってるんだ」と思わせてくれるものをどんどん紹介していきたいと思います。