昨日のエントリ、多くの方に読んで頂けたみたいで。ありがとうございます。
コメントも、引き続き募集していますので、何か思うことがあれば、よろしくお願いします。
で。
FPSを古くからプレイされている方のブログで、とてもいい意見があったので、紹介させて頂く。
小心翼々:e-Sportsの本質
冷静なプレイヤーサイドからの視点なので、かなり勉強になる。
さて。
なんで松井が「e-sports」という言葉を使わないで「プロゲーマー」といっているのか、というと(ITメディアの記事や、RBBのインタビュー参照)、少し乱暴な言い方をしてしまうけれども「(日本の)現在のe-sportsには金の匂いがしない」から、だ。
「e-sports」に対して金の事を語るとは何事か!といわれるかもしれないし、そういった声も実際にいただいた。
自分の勝手なイメージではあるが「プロ」であることは、そのジャンルでお金を稼げること、と思っている。(もちろん、プロボクサーであったり、プロゴルファーはそれだけで生活できない人が多いし、ほとんどの選手が生活できているサッカーや野球がちょっと特殊な環境であることも認識している)
そういう意味での「プロ」であって、「e-sports」に参加する「e-sports選手」とは、また違ったニュアンスになる。
結果としてお金がついてくる「e-sports選手」とまずは生活基盤であるお金を得る「(松井の考える)プロゲーマー」の違い、だろうか。(e-sportsについての認識が間違っていたらお知らせください、ずれた認識になっちゃってるかもしれません)
鉄拳2~3まではプレイヤーとして、TAG以降はイベント運営者として、自分なりにアーケードにおける「プレイすることでお金を稼げること」、さらには「ゲームプレイによって得られるものお金を稼いだ上で、さらにゲームをプレイすること」を考えてきた。
松井の企画記事でインタビューさせていただいた「ハメコ。」氏の言葉をここで紹介する。
今回行った、ハメコ。氏へのインタビューの席で印象的だったのが、筆者の「格闘ゲームで強くなるためには何が必要だと考えますか?」という問いに対しての回答。
氏は「環境が一番大事だと思います。それは、一緒にプレイする人たち、プレイする時間、それからお金も含めて」と答えた。そして「あきらめないで練習しよう、とかそういった精神論的なものは、当然持っているべきものであって、その上で環境を作り出すことですね。センスだけじゃ勝つのは難しいでしょう」と続く。
ITメディア記事より引用
こういったプレイヤーたちの環境を整えるためには何が必要なのか?と考えたときに自分で出した答えが「お金」、そして「現実社会で生きていくためのスキル」だ。
確かに、賞金付きの大会が今後も継続され、ゲーマーたちがそれだけで喰って行けるようになるのが理想ではある。
しかし、万が一、WCG(ワールドサイバーゲームズ)やCPLのような「賞金付きゲーム大会」が開催されなくなり、「ゲーマーが賞金を獲得できなくなる」、あるいは「企業がスポンサードをする価値を見いだせなくなってくる」時代が来てしまったら、「世界大会に勝つために必死にゲームをしてきた」の人間はどうなってしまうのか。
そして、年齢の問題もある。FPSや対戦格闘ゲームプレイヤーの年齢的なピークは、松井の眼から見て十代の中頃から、せいぜいがところ三十代前に訪れるはずだ。
三十代になったときに、「ゲーマーであることでメシを喰える」環境をなんらかの形で早急に作っていかなければ、e-sportsであったり、プロゲーマーのビジネスは成功しないのではないだろうか。
無論、世界中全てのゲーマーを養っていくことはできない。ただ、トップクラスのプレイヤーが少なくとも「社会的にいい位置(抽象的な言い方だが…)」にいてほしい、と松井は思う。
そういう骨組みをしっかりと作っていくのがこれからの仕事になるんだろうか。
※「それ、違うんじゃない?」というポイントがあったら、ぜひお知らせください。
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